目指せ”おじさま”計画

冴えないおっさん、奮闘中

イブン・バットゥーダ『大旅行記』を通読したというだけで尊敬するのに

昨日の記事で、若いころに比べて音楽を聞かなくなった、と書きましたが、読書量もまた減っています。
加齢とともに文化的後退が進んでいるんでしょうね。映画も舞台も観なくなってしまいました。
最後に観た映画がポケモンっていうのは、大人としてどうなのかと(そしてポケモン映画で涙するのだ)。

映画はともかく、読書ぐらいはどうにかしたい。
というわけで去年の中頃から、お昼にヘッドホンを付けて本を開くのが日課となっています。

今読んでいるのは、出口治明『全世界史』。
書評というか感想文というか、そういったものは読後アップするつもりですが、「なぜこの本を選んだのか」くらいは、例によって箇条書きでまとめても面白いかな、と。

 

1・ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』、イアン・モリス『人類5万年 文明の滅亡』を読んだばかりだった。

 

どちらの本も、色々すっ飛ばして歴史を語ってます。わかっている人にはそれで充分なんでしょうが、私は学がないので飛ばしたところがよくわからない。とはいえ概要さえ知れればいいので、世界史の教科書的な本が読みたかったんですよね。


2.文庫化されたばかりだった。

自分が「大人になったなぁ」と思う時は2つあって、1つが近距離でタクシーを使う時、もう1つがハードカバーの本を買った時なのですが、最近は色々あり、財布が薄くなっていまして、お財布に優しい文庫が光り輝いて見えたんですよ(色々の中身は、近々記事にする予定)。
面白みのない話ですが、新刊なので本屋で平積みされていて目立っていた、というのもありますね。


3.出口治明という人物に興味があった。

皆様ご承知のとおり、出口治明氏はライフネット生命の創業者であり、現在は立命館アジア太平洋大学の学長をされています。
そんな出口氏がインタビュー等で語るのが「人・本・旅」。
人間はその3つにより磨かれるし、逆に言えば、その3つでしか成長出来ない(私の意訳ですが、ご本人の発言としてどこかで見た気がする)。
私はバッグパッカーの真似事をしていた時期があり、こんなこと言われると「わが意を得たり」と、嬉しくなっちゃうんですよね。
更に言うと、出口氏はソレを高いレベルで実践しているのです。
某書によれば、出口氏はイブン・バットゥーダ『大旅行記』全巻を通読し(この時点で頭おかしい)、そこに書かれているダウラタバードという都市を見るためにインドまで行っちゃったとか。

これって、本と旅が好きな人にとって、痺れるし憧れますよね。

 

”某書”をアフィしようとしたら、Amazonさんから「待った」がかかりました。もう少し実績積んだら紹介しますね。