懐古趣味?そのとおり
昔々、私がまだ音楽を必要としていた頃のお話です。
若者こーめー君はダンスミュージックを聴きたくて、タワレコやらヴァージンやらに通っていたのでした。
当時は音楽のムーブメントがハードコアに向かっていて、2Pacとか持て囃されたり(殺されたばかり、というのも大きかったと思う)、テクノもデイヴ・クラークとか人気で、両者とも嫌いではないんだけれども、流行りの曲が純化していって、私の好むカラフルな感じがなくなってきていたんですよね。
そもそもカラフルな曲が好きならテクノを聴くなって話もありますが、ケミカルブラザーズとか、ファットボーイスリムから入ったから、許していただきたい。
HIP HOPにしても、クインシー・ジョーンズが手掛けたR&Bからスタートして、いつの間にかそっちまで手が(耳が?)伸びていったから聴いていたのであって、本来得意分野ではないんでしょうね。
あ、ジュラシック5は大好きだった。
50セントを聴かなかったってことは、当時流行りのギャングスタ・ラップが肌に合わなかっただけかもしれませんね。
そんな中見つけたのが"IRMA RECORDS"のコンピ盤。
セクシーな女性のロゴでシャレオツなイタリアンセンスをかましてくれて、完全ノックアウトされちゃいました。
結構買ったIRMAのコンピ盤の中で一番のお気に入りが"カルロス・ガーネット" の子の曲。
いつものYouTubeでどうぞ。
Mystery of ages - Carlos Garnett
そう、これこれ。このくらいカラフルじゃなきゃ。
パナマ出身のサックス奏者で、スピリチュアル・ジャズという、いまいち理解に苦しむジャンルの第一人者だそうです。
今もってたまに聴き返しては、「ええわぁ」と。
同じCDにパッシー・ギャラントが入っているのも嬉しかったり。
アマゾンでCDを扱っていたら紹介しようと思っていたのですが、廃盤は予想通りとしても、中古すらない模様。残念